狩猟の道具として用いられた木製の弓がルーツです。
スポーツとなってから現代までさまざまな改良がされています。
特に現在の道具の改良は精度が高く、あまり筋力のない人でも50m先の500円玉を打ち抜くことも可能です。
その精度は現代の重火器を凌ぎます。
日本における一般的な競技では50m,30mそれぞれ36本、計72本で競います。
ちなみに30mの世界記録は360点のパーフェクトで、これは空き缶の底程度の円に36本全て撃ちこんだことになります。
弓には大まかにリカーブとコンパウンドの二種類があります。
日本における競技での使用が多数なのはリカーブです。
コンパウンドに比べて、仕組みが簡単なので、的中率はコンパウンドに比べ劣りますが、アーチャーの技術でこれをカバーします。
その過程がアーチェリーのおもしろさと言えます。
アメリカではコンパウンドの方がメジャーであり、狩猟にも実際に使用されています。
近年、日本においてもコンパウンド使用者の人口が増えていますが、大学対抗のリーグ戦などはリカーブなので、大学ではコンパウンドを扱うことは稀です。